Drupal Canvasが利用可能になりました

この記事は以下の記事を翻訳し、掲載しています。
出典:Drupal Canvas is Now Available: Inside Drupal's New Visual Page Builder
 

長年、Drupalは本格的なデジタル機能を必要とする組織にとって最適なプラットフォームでした。例えば、数百万ページを管理する大学、複雑なワークフローを持つ政府機関、ミッションクリティカルなWebサイトを運営するフォーチュン500企業などです。そのパワーは疑いようがありませんが、常に課題がありました。その力を解き放つには技術的な専門知識が必要だったのです。

だからこそ、Drupalの進化において最も注目すべき領域の一つが、より直感的で視覚的な構築体験の実現に向けた取り組みでした。コミュニティは、Drupalを特徴づける柔軟性と堅牢性を損なうことなく、サイトビルダーやコンテンツチームにとってDrupalをより扱いやすいものにする方法を長年にわたって模索してきました。

Drupal Canvasは、その旅路における次のステップです。

Drupal Canvasは単なる「新機能の追加」ではなく、Drupalでの構築体験を現代化するというコミュニティ主導の継続的な取り組みを体現するものです。Canvasによりページコンポーネントを配置・調整する方法がより視覚的で柔軟になり、開発者にはより高度な技術的作業の余地を与えながらも、非開発者がより自律的に作業できるようになります。
 

トレードオフはもう終わり

Drupal CanvasのプロダクトリーダーであるLauri Timmanee氏は次のように説明しています。「Drupalにはトレードオフが存在します。画一的なWebサイトを構築するか、複雑なコーディングに踏み込むかの二者択一です。私たちはより優れたツールを提供することで、複雑なコードを知らなくても自社ブランドに合ったWebサイトを実際に構築できるようにし、このトレードオフを打破したいのです。」
 

Drupal Canvas 1.0の主な機能

Drupal Canvasは、Drupalにおけるより直感的なページ構築ワークフローの基盤を提供します。フロントエンドはReactで構築され、バックエンドではDrupalのコアAPIと統合されています。サイトビルダーがコンテンツをより簡単に配置・調整できるようにすることに重点を置き、以下のような機能を備えています。

  • ドラッグ&ドロップによるコンポーネントベースのビジュアルページビルダー
  • 新しいパーツを追加することができるブラウザ内コードコンポーネント
  • 公開前の複数ページの作成・プレビュー、複数ステップの取り消し機能

試してみよう、参加しよう

Drupal Canvasは、Drupalコミュニティの協働によるイノベーションの最高峰を体現しています。オープンであり、実際のユースケースに基づいています。開発が進む中、コミュニティからのフィードバックは次のフェーズを形作る上で大きな役割を果たし続けます。

皆さんのフィードバックと参加が直接、Drupalにおけるコンテンツ管理の未来を形作ります。