CMSの比較

オープンソースCMSと、特定企業が販売する商用CMSにはそれぞれのメリットとデメリットがあります。
オープンソースCMSを採用するメリットは「コスト低減」「最新技術の取り込み」「豊富な導入事例」であり、世界中でオープンソースCMSの普及が進んでいます。自社やサイトの性格にあわせて、どちらがよいか検討しましょう。

  代表的なCMS メリット デメリット
オープンソースCMS Drupal Wordpress Joomla! 〇無料
→ライセンス費用がかからない
〇活発なコミュニティによる進化
→最新技術の取り込みや問題の発見・解決が早い
〇膨大な利用ユーザー
→多くの利用者からのフィードバックを得られる
〇責任の所在が不明確
→特定法人企業による保証がない
〇コミュニティにより熱に差がある
→コミュニティが活発なオープンソースを選択しないと進化が止まる
〇日本語情報<英語情報
→圧倒的に英語情報のほうが多い
商用CMS NOREN Sitecore Adobe 〇法人企業がサポート
→誰に頼めばよいかがはっきりしており、費用を支払うことで販売元のサポートを得られる
〇高機能
→値段が高いCMSは機能も豊富
〇高い
→ライセンス費用がかかる
〇特定企業に依存する
→販売元の経営状態によりバージョンアップが止まる可能性がある
〇情報が限定
→運用するには販売元からの有料サポートが必須

WebサイトのCMS利用比率

世界のWebサイトの50サイトにひとつがDrupalで稼働しています。

CMSマーケットシェア

オープンソースCMSの御三家「Wordpress」「Drupal」「Joomla!」の合計で、CMS全体のシェアの72.3%を占めています。
出典: W3Techs.com, 25 July 2013

Drupalのシェア

オープンソースCMSのなかでDrupalは最も大規模サイト向けのCMSです。
PVの多い大規模サイトのなかでは、WordpressとDrupalのシェアが逆転し、Drupalが多く採用されています。

(出典: Driesnote - DrupalCon Barcelona)

オープンソースCMSの比較(Drupal, Wordpress, Movable type)

それぞれの特徴を把握して自社に導入するCMSを選定することをおすすめします。

比較項目 Drupal Wordpress Movable type
機能 コンテンツ登録管理
キーワード検索
カテゴリ検索
ブログ
多言語対応
モバイル対応
RSS配信
ページごとの権限設定
承認フロー
料金等 ライセンス料金 無料 無料 有料
言語 PHP PHP Perl
html表示 動的 動的 静的(サイト再構築)
構造 DB型 ブログ型 ブログ型
特徴 DB型で世界的に利用されているオープンソースCMS。カスタムモジュールが豊富で高度なカスタマイズが可能。 ブログ型で世界で最も利用されているオープンソースCMS。コミュニティが活発でテーマ/プラグインが大量に提供されている。 日本ではシックス・アパート社が販売・サポートを行ないCMS普及初期から利用されている。海外での利用率は低い。