Drupal 10.0.0をリリースしました

この記事は以下の記事を翻訳し、掲載しています。
出典:Drupal 10.0.0 released

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本日、Drupal 10をリリースいたしました。
22年の年月を経て、2ケタ台のバージョンに到達することとなりました!胸の踊るような節目です。

最近のDrupalのイノベーションには、以下のものがあります:

1. よりモダンになったフロントエンド体験(Oliveroテーマ)
2. よりモダンになったバックエンド体験(Claroテーマ)
3. 改善されたコンテンツ編集体験(CKEditor 5)
4. 改善された開発者体験:Symfony 6.2による構築、PHP 8.2のサポート、等
5. テーマジェネレーターの新規導入

この5つはほんの一部にすぎません。Drupal 9の初回リリース以来、Drupal Coreだけでも4,000点以上の変更が加えられています。
これらはこの2年半にわたる、2,129人のさまざまな個人および616のユニークな組織の貢献によるものです。驚異的です!

各大手ソーシャルネットワークサイトが騒動の渦中にある今は、Drupal 10のリリースにとってよいタイミングです。
オープンウェブを存続・推進することがいまだかつてなく重要となっていることをあらためて思い起こさせるものです。
専有プラットフォームを使ってコミュニケーションやコラボレーションを行うことの弱点に人々が気づく中、オープンソース、IndiewebFediverse、またRSSもが、その良さをあらためて評価され、採用されています。

オープンウェブとは、すべての人に機会がもたらされることを意味します。
またオープンソースは、ソフトウェアが動くしくみを理解し、みんなで改善し、わたしたちが望むウェブを構築する自由をわたしたちに与えてくれます。Drupalのようなプロジェクトはオープンウェブを存続させるための基礎となるものです。
Drupal 10では、より多くのサイト制作者を引き込むことに主眼を置きました。
その意味で、Drupal 10のリリースはウェブのリーチ拡大を助け、ウェブが長期的に健在であり続けるよう守ることができるでしょう。

Drupalの使用を検討してしばらく経つ方には、Drupal 10を試してみることをおすすめします。

貢献してくださったみなさん一人一人に対し、Drupal 10でわたしたちが一緒に成し遂げた成果について感謝申し上げたいと思います!

— Dries Buytaert