Drupalの開発を支えているのは誰?2019-2020年レポート
*この記事はDrupalの創設者であるDries Buytaert氏のこちらのブログ記事に基づいて記載しています。
Drupalの創設者であるDries Buytaert氏が、Drupalプロジェクトの推進状況について、自身のブログに今年版のレポートを掲載しました。
Drupalプロジェクトはどのように機能しているのか、Drupalを開発するのは誰なのか、Drupalのメンテナンスやイノベーションはどれだけ後援されているのか。
Drupal.orgのデータを元に、ドリス氏がその実状と要因を分析しています。
世界最大のオープンソースのひとつのDrupal、その洞察はDrupalユーザーでない人にも面白い内容となっています。
今年のレポートによると、
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- 記録された貢献の数は、年々増加している
- ますます多くの貢献がスポンサードされているが、ボランティアの貢献はDrupalの成功にとって依然として重要。
- Drupalのメンテナンスとイノベーションは、主に小規模のDrupalエージェンシーとAcquiaに依存している。ホスティング会社、マルチプラットフォームのデジタルエージェンシー、システムインテグレーター、エンドユーザーからの貢献はあまり見られない。
- Drupalの貢献者はより多様になっているが、それでもまだまだ多様ではない。
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レポートでは、より詳細なデータや、その分析にもとづくドリス氏の考察を読むことができます。
純粋なボランティアの貢献者数が、今回は増加せずにフラットだったのはDrupal史上はじめてだということで、その理由がCOVID-19による影響もあるのでは、という分析もとても興味深いです。ぜひ、2019-2020年版の詳細レポートを見てみてください。
ドリス氏のレポート記事はこちら
https://dri.es/who-sponsors-drupal-development-2020