Drupalのバージョン情報

Drupalには利用可能なメジャーバージョンとしてDrupal7と最新バージョンのDrupal8があります。

Drupal8の特徴

Drupal8は2015年11月19日にリリースされました。

Drupal8の7と比較した主な変更点は以下の通りです。

モバイルファースト

スマートフォンからのアクセスに対応したフロントエンド機能や管理機能が豊富に組み込まれ、管理ページ及びデフォルトテーマがレスポンシブWEBデザインになりました。これまでよりも容易にスマートフォンからの更新やスマートフォンサイトの制作ができるようになりました。

コアモジュールの充実

CKEditor、Views等の必要不可欠なモジュールはコアに組み込まれました。
Viewsモジュールは、コンテンツ、ユーザなどの任意の一覧画面を、GUIで作成する機能を提供するモジュールです。例えば、コンテンツについて、投稿日時が新しい順に10件分の「タイトル」と「投稿日時」をテーブル形式で表示するページを作成できます。Drupalで必須ともいえるViewsモジュールがようやくコアに組み込まれました。

HTML5でのマークアップ

新たに、日付/メール/電話などのフィールドが追加され、よりアクセシビリティ(WAI-ARIAに準拠)を追求した仕様になりました。

Symfonyフレームワーク採用

DrupalのコアにSymfonyフレームワークが組み込まれました。これによりDrupalモジュール開発の経験が無くともSymfonyフレームワークの経験があればDrupalモジュール開発に参加しやすくなります。

インストールがよりスムーズに

言語指定がインストール手順の中に組み込まれているので、別途言語ファイルをインストールする必要がなくなりました。

新技術『Twig』の採用

テーマのテンプレートエンジンに、高速/セキュア/柔軟性に優れている、Twigを採用しています。

ファイル形式がYAMLに変更

YAML形式での設定によりテキストファイルとして出力/登録が可能のなり、Gitなどバージョン管理ツールでの差分/更新管理が容易になりました。

パフォーマンスの向上

キャッシュの定義を細かく制御できるようになりました。

セキュリティの強化

セキュアなPHPテンプレート『Twig』の採用による強化、Drupalコアのセキュリティ問題や外部ライブラリに対するセキュリティ勧告を監視するDrupalセキュリティチームの管理体制が整っています。

多言語機能の充実

日本語をはじめとした多言語対応が最適化され、Drupalコミュニティから更新された翻訳も自動的にアップデートされます。

ユーザインタフェースの向上

jQuery UIのオートコンプリート機能他、便利な機能が利用され、HTML5でのマークアップにより、アラートメッセージなどもブラウザによって出力されるため、統一されたユーザインタフェースになりました。

Drupal7の特徴

Drupal7は2011年1月にリリースされました。Ver6で人気がある拡張モジュールの多くが標準機能に組み込まれ、さらに利便性が上がっています。バグや脆弱性の修正も進み、安心して使うことができるバージョンになっています。特に6ではユーザーの工夫によって避けなければなかったSQLインジェクションに対する脆弱性が修正されています。 拡張モジュールも既に多数公開されており、特にこだわりがなければDrupal7を使用することをおすすめします。

Drupal7の6と比較した主な変更点は以下の通りです。

より柔軟に

Drupal6では拡張モジュールであった「CCK」が標準機能に組み込まれ、コンテンツを柔軟に定義できるようになりました。また「エンティティ」というあたらしい概念が導入され、WEBコンテンツ以外の幅広いデータ管理が可能になりました。 ※CCK(Contents Construction Kit)とは CCK(Content Construction Kit)モジュールを使うと、コンテンツタイプに自ら定義したフィールドを追加し、オリジナルのコンテンツタイプを作成することができます。例えば、通常の「タイトル」「本文」に加えて「調理時間」や「難易度」などの項目を追加し、「レシピ」というオリジナルのコンテンツタイプを作成できます。

※エンティティとは
Drupal7で新たに導入されたデータ管理用の概念です。通常のWEBコンテンツはDrupal6のときと同様に「コンテンツ」で管理します。いっぽう、ECサイトにおける「商品」や、基幹業務システムと連携する「受注」「売上」データ等については、コンテンツとして実装せずにエンティティを使用したほうが有利なことがあります。

より使いやすく

管理画面のインターフェースが改良され、操作がより簡単になりました。特にサイトビルダーおよびコンテンツエディターに多くの改良が加えられました。

より速く

JavaScriptおよびCSSの最適化、キャッシュ機能が向上した為、高速に動き、巨大なデータ量の扱いが可能です。

Drupal6の特徴

Drupal6は2008年2月にリリースされ、現在サポートは終了しています。Drupal6をお使いの場合はすみやかにDrupal7またはDrupal8にアップグレードすることをおすすめします。現在は最新バージョンのDrupal8の普及がはじまり、多くは安定したDrupal7が選択されることが多いため、通常であればDrupal6を選択することはありません。

  • 多言語ウェブサイトの構築
  • インストールの簡易化
  • 多言語ウェブサイトの構築
  • セキュリティの強化
  • パフォーマンスの向上